オオクワガタ

オオクワガタ(成虫)の飼い方

今回はオオクワガタの成虫の飼い方について紹介します。

皆さんの悩み

・飼うためになに準備すればいいの?

・マットはどれがいいの?

・針葉樹マットって使っても大丈夫?

・どうセッティングすればいいの?

こんな悩み解決します。

せっかく買ったオオクワガタ長生きさせたいですよね。
当記事では、初心者の方向けにオオクワガタの成虫の飼い方について紹介します。
初めて飼育する方は、何を準備していいか迷いますよね。
以下を読んでいただければ簡単に飼うことができますので、ぜひ読んで実践しましょう。

それでは、やっていきましょう。

準備するもの

まずは飼うための準備をしましょう。
準備するものは、カブトムシとほとんど変わりません。
参考までに、カブトムシの飼育方法について紹介した記事リンクを貼っておきます。

まずは、以下のものを準備しましょう。

準備するもの

・飼育ケース

・マット(針葉樹がおすすめ)

・転倒防止材

・昆虫ゼリー

・エサ皿

・コバエ除けシート(なくても良い)

飼育ケース(虫かご)

まずは、飼育ケースを準備しましょう。市販のお店では、ホームセンターやペットショップで購入できますし、ネットショップで購入しても良いと思います。おすすめは、「コバエ防止の侵入抑制用飼育ケース」か「コバエシャッター」です。スリットの幅がとてもせまく、コバエが入らない、中で発生しても外に出ないすぐれものです。また、フタががっちりとしまる為、脱走もしづらいのでおすすめです。
今回は、ペアで飼育しますので、コバエ防止の侵入抑制用飼育ケースの中を準備します。1頭だけであれば小ケースでもOKです。

マット

クワガタが潜って隠れたり、湿度を保つためにマットが必要になります。
クワガタ用やカブトムシ用、成虫用、幼虫用といろいろありますが、基本的にどれを使っても問題はありません。
また、マットには広葉樹マットと針葉樹マットの2種類あります。クワガタは、広葉樹の森で生活していますので、幼虫も広葉樹のマットや朽木でないと育ちませんが、飼育下の成虫に限っては、針葉樹マットを使うケースもあります。
一般的な広葉樹のマットと比較すると、針葉樹マットはダニやコバエなどの雑虫がわかない為、多くの人が使用しています。
針葉樹マットは賛否両論あり、虫に良くないなどの意見もあります。しかし、私の家では実際に針葉樹マットを3年間ずっと使っていますが、使用してからもずっと生きているオオクワガタが20頭ほどいますので、問題はないと考えています。

私のおすすめは、「木製猫砂 いびペレ 」です。クワガタ用ではありませんが、針葉樹マットをペレット状に固めたもので、このまま使っても良いですし、水で崩してマット状にしても使えます。ペレット状のまま使用するととても長持ちしますし、オオクワガタを越冬させるときや多湿を好むクワガタを飼育する時は、マット状にして使うことで飼育できます。
いろいろな使い方ができますので、ペレットがおすすめです。

転倒防止材(木の枝など)

クワガタが転んだ時に、起き上がられるよう転倒防止材を必ず準備しましょう。
クワガタよりも重いものを選ぶと良いでしょう。私は、端材を適当な大きさに切ったものや「いびチップB」を使用しています。「いびチップB」はヒノキの良いにおいもしておすすめです。小型種の場合は、割って使用し、大型種はそのまま入れることで転倒防止材として使用できます。

ゼリー

最近はホームセンターで売っているものも昔に比べてクオリティーが上がっていますのでどれを使っても問題はありません。
少しでも長生きさせたい、たくさん産卵させたいなど、今後本格的にブリードしていくことを検討されているのであれば、「プロゼリー」「すこやかゼリー」などを購入すると良いでしょう。ペットショップには置いていないことが多いのでネットショップや昆虫専門店で購入すると良いですよ。 

エサ皿

なくても良いですが、あると見栄えがよくなります。
洞つきのえさ皿があるとクワガタが隠れることができるのでおすすめです。

コバエ除けシート

コバエシャッターやコバエ侵入抑制ケースを使っている場合は不要です。それ以外のスリット幅が広い飼育ケースを使用する場合、必須ですので準備しておきましょう。

セッティング

準備したものを以下の写真のようにセッティングしましょう

マットを入れよう

今回はペレットを使用しますので、画面の通り1~2cm程度いれましょう。
ペレットは圧縮してある為、水分を吸収して徐々に崩れていき、マット状になります。マット状になるとペレット時よりも体積が増えますので、中ケースであれば、1~2cm程度入れれば十分です。すべて崩れるとケースの3分の1程度まで増えます。

転倒防止材とえさ皿、ゼリーをいれよう

転倒しても起き上がれるように、転倒防止材とエサ皿を配置し、ゼリーを入れましょう。
転倒防止材とエサ皿は、クワガタが転んでも常に起き上がれるように配置しておきましょう。
仕事から帰ってきて、様子を見てみたら転倒したまま起き上がれずもがいていた・・・なってことにならないよう注意しましょう。

クワガタをいれよう

今回はオオクワガタのオスとメスのペアで飼育します。オオクワガタは温厚でオスメスを一緒に入れてもケンカすることは少ないですので、そのままいれても問題ないでしょう。うまくいけばそのままペアリングも可能です。稀に相性が良くないケースもあり、オスがメスを追いかけまわして(逆もあります)挟んでしまうことがあります。最初は少し様子を見ておきましょう。
ほとんどの場合、数日後にはペアリングが終わり、仲良くゼリーを食べたり木の下で一緒に過ごしています。ここまでくれば安心ですね。
オオクワガタは、霧吹きをしなくてもゼリーの水分だけで問題なく行きます。私は霧吹きは一切していませんが、2年以上元気にしています。
クワガタの種類によって、多湿を好んだり、乾燥気味を好んだりしますので、オオクワガタ以外を飼育する場合は、事前にググって調べ、クワガタにあった環境を準備しましょう。

最後に

いかがだったでしょうか?
オオクワガタはとても長生きします。飼育下では、2年~5年くらい生きるものもいます。
飼育すること自体はとても簡単ですが、長きするため飽きてしまう人もいるでしょう。
最後まで飼育する覚悟をしたうえで飼いましょう。

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