今回は、フタマタクワガタの最高峰であるボーリンフタマタクワガタの産卵セットを割り出しました。今回は2回目の割り出しです。
ボーリンフタマタクワガタは産卵材を選り好みするうえ、卵が腐りやすいとのこと。1回目の産卵セットを割り出ししたときは、空砲もしくは腐ってしまい、幼虫が2頭とれただけでしたので今回はもっととれてほしいですね。
ボーリンフタマタクワガタの産卵セットを割り出ししてみる
さっそく割り出ししてみましょう。
産卵セットはこんな感じでかなり削った後があるので、産んではいそうですね。
さっそくひっくり返してみました。
さっそく幼虫が1頭見えました。このままの勢いでマットを探したところ、全部で5頭いました。
写真は3頭の時のものですが、実際には5頭とれました!これで1回目とあわせて7頭でいい感じ♪
このままの勢いで産卵材のほうも割り出してみます!
どの材もかなり削っていて期待しちゃいます。
そして、産卵材をチェックしてみると、卵があちこちに♪
とりあえず1本見てみたところ、ざっと適当に見ただけでも5個ほど。
しかし、卵管理だと腐らせる自信しかなかったので、材の割り出しはあきらめて幼虫になるまで埋めておくことにしました。
(卵が見えた材の写真は撮り忘れましたorz)
(追記)後日幼虫で割り出しした結果
34頭とれました。クヌギ材でもちゃんと爆産してくれますね!
ボーリンフタマタクワガタの産卵セットを再セットする
オスはすでに★になってしまっていますが、メスは2回目のセットにもかかわらずフセツ欠けも一切なく、まだまだ元気です!
ということで3回目のセットいっちゃいましょう!
今回も適当なクヌギ材を使います。ネットで調べるとよくVN材やコナラ材を使用しないと産まないという記事が出てきますが、気にせずクヌギ材でいっちゃいます。
今回の割り出しでクヌギ材でもちゃんと産んでくれることが分かりました。ただ、やわらかい材が良いですね。
前回は、適当に水道水で1分ほど加水したものを使用しましたが、今回は1時間ほど水につけて、2時間ほど陰干ししたものを使用してみます。
写真のように、少しマットを入れてその上に材を置きます。一般的なのは転がしなので、このままでやる方が多いのではないでしょうか。
私は、フタマタ系は材とマットの接地面に産む傾向があると考えているので、カビ防止も兼ねて埋めてしまいます。
堅詰めではなく、上からマットを入れて、隙間がなるべくできないように軽く詰めてあげる感じでやっています。
マットの上に材を置く 材の上からさらにマットをかけて埋込
1週間後、試しに様子を見てみたところ、ちゃんと削ってそうです。
埋込しましたが、カビ生えてますorz
ですが、前回同様カビが多少生えていても放置です!(あまりにもひどい時はカビをとって埋めなおします)
ボーリンフタマタクワガタの産卵のポイント(私的ポイント)
ボーリンフタマタクワガタは今回初めての挑戦ですが、なんとか次に繋げることができました♪
人によってブリードルームの環境が異なりますので、同じようにやってうまくいくかどうかはわかりませんが、
少しでも皆さんの参考になれるよう情報をまとめてみました。
- 後食してから最低1ヵ月以上たってからペアリング(1ヵ月以内だとかなり腐ります)
- それでも腐るときは追い掛けする(追い掛けすると改善する場合が多い気がします)
- ペアリングは1週間~2週間ほど同居(フタマタは短い交尾を繰り返し行っていると思われるので少し長めに同居させます)
- 産卵材の種類はなんでも良いがやわらかめが良い(規格外のクヌギ材でもやわらかめなら産みました)
- 加水は短め(加水しすぎると腐る気がします)
- 産卵材は埋込する(一般的には転がしですが、個人的にはこちらが良いと思っています)
- 温度は19℃~21℃(私の環境下ではこの温度帯で産卵しています)
最後に
いかがでしたでしょうか。
私的にはボーリンに限らず、フタマタクワガタは全般的に上記のポイントでいけるのでは?と考えています。
1回目の産卵セットを割り出ししたときは、2週間でペアリングしたせいか、空砲もしくは腐ってしまい、幼虫が2頭とれただけでした。
これはフタマタクワガタ全般的にそうなのですが、後食が始まってから1ヵ月以上経過していない状態では完全に成熟しておらず、産卵させるとほぼ腐るのではないかと考えています。
2回目の産卵セットでは、1ヵ月以上は経過していたので、再度追い掛けして臨みましたが、上記の通りちゃんと産んでくれました。
生き物ですので、必ずしも上記の通りやったとしても産卵するとは限りません。
ブリードルームの環境も異なると思いますので、一つの方法として参考にしていただければ幸いです。