カブトムシ

カブトムシの採卵と卵の管理方法

今回は、カブトムシの採卵と卵の管理方法について紹介します。

みなさんの悩み

 ・卵ってどんな見た目?

 ・卵はどうやってとるの?

 ・卵ってどう管理すればいいの?

 ・どれくらいで孵化するの?

こんな悩みを解決します。

当記事では、カブトムシの採卵や卵の管理方法について紹介します。
カブトムシは採卵して卵から管理する方法と幼虫で取り出す方法と2種類あります。
どちらでも問題はありませんが、せっかく飼育しているのですから、卵から成虫になるまでを観察してみたいですよね。どれくらいの大きさなのか?どれくらいで孵化するのか?など、自由研究でやってみるのも面白いですね。
もしかしたら、幼虫が見えたのでひっくり返してみたら卵もあった!でもどうやって管理していいかわからない!なんて方もいるかもしれません。
そんな方も参考になるのではないでしょうか。

それではやっていきましょう!

カブトムシの卵ってどんなもの?

さて、採卵する前にカブトムシの卵ってどんな形、色、大きさをしているのでしょうか?
まずは、卵がどんなものか見てみましょう。

カブトムシの卵の形はどんな形?

産んだばかりの卵は楕円形をしています。時間がたつにつれて、少しつずつ膨らんでいき、だんだん球形になってきます。採卵した時に、それぞれの卵の形を比べてみると良いでしょう。

カブトムシの卵の大きさはどれくらい?

だいたい3mm~5mmくらいです。時間がたつにつれて膨らんで球形になるため、産んだときよりも1mm~2mmほど大きく見えます。

カブトムシの卵の色は?

産んだばかりの卵は真っ白です。少したつと球形になりこの時点でもまだ真っ白です。
時間がたつにつれてだんだん黄色になっていきます。
ただし、茶色やこげ茶色の場合は孵化しない可能性があります。
孵化が近くなると薄っすらと幼虫の形が透けて見えることもありますので、よく見てみましょう。

カブトムシの卵はどれくらいで孵化するの?

産んでからだいたい2週間程度で孵化します。採卵した時にすでに球形で黄色くなっていたら数日で孵化すると思います。
見えるところにおいて、孵化を観察してみると良いかもしれません。

これでカブトムシの卵があったらすぐすぐ分かりますね!
次は、実際に採卵するための準備をしましょう。

準備するもの

まずは、採卵や卵の管理に必要なものを準備しましょう。

産卵中の飼育ケース

これがないと始まりませんね。
まずは産卵中の飼育ケースを準備しましょう。
ゼリーや転倒防止材などは取り除いておきましょう。
もし、メスがマットの上に出てきているようであれば、取り出して別のケースに移しておきましょう。

衣装ケース(又はたらい)

卵をとるときに、ケースをひっくり返して探しますので、少し大きめの衣装ケースやたらいを準備しましょう。
中ケースで産卵させている場合は、最低でも15L~20Lくらいの衣装ケースがあると広くてやりやすいかと思います。
個人的には、40Lまたは60Lのトロ船を準備することをおすすめします。とても広く、採卵時だけでなくマットのガス抜きやマットへ加水する場合など、あらゆる場面で使用しますので、今後継続的にカブトムシやクワガタの飼育をする場合は、購入しておくことをおすすめします。トロ船はホームセンターのセメントなどが置いてある場所にいけば大抵あると思います。

クリアボトル又はプリンカップ

採卵した卵の一時保管や管理する時に使いますので必ず準備しておきましょう。
ない場合は、タッパや小さめの虫かごなどでも代用可能です。
100均のプラスチックのクリアボトルなんかでもOKです。
但し、クリアボトルやタッパ、プリンカップは必ず穴をあけておきましょう。
酸素がないと卵も孵化しませんし、孵化した幼虫も死んでしまいます。
穴は、桐や電動ドリル、ハンダゴテなどを使って事前にあけておきましょう。

作業用のビニール手袋

なくても良いですが、マットをくずしたり、卵をとる時に手が汚れないので便利です。
卵は素手で触ると雑菌がついて孵化しなくなると言われていますが、個人的には問題ないと考えています。
なぜなら過去素手でやってきていますが、孵化しなかったり、幼虫が死んでしまったことがないからです。
国産のカブトムシはとても丈夫なので気にしなくても大丈夫です。
気になるからは手袋やスプーンなどを使うと良いでしょう。
但し、外国産のカブトムシ、クワガタムシの種類によっては、とても敏感な種類もいますので、外国産を飼育する場合は使うことをおすすめします。
ホームセンターなどにいけば売っていますので購入しておくと良いでしょう。私は、WORKMANのビニール手袋をいつも使っています。

スプーン又は専用のやわらかピンセット

採卵の時に、卵を救って移動させるのにあると便利です。
シリコン製のやわらかピンセットがあると、卵や幼虫をピンセットで掴むことができてとても便利ですので、購入しておくと良いですよ。

カブトムシの卵の採卵と卵の管理方法

カブトムシの卵がどんなものかが分かり、準備も終わったと思いますので、実際に採卵をしてみましょう!

飼育ケースを衣装ケースの中でひっくり返してみる

まずは、飼育ケースをひっくり返してマットを衣装ケース又はたらいに出しましょう。
ゼリーや転倒防止材などは自分に取り除いておきます。メスもマットの上にいればその時点で移動させておきましょう。
少し固めているので、飼育ケースからマットが出てこない場合もあります。その場合は、飼育ケースが割れない程度に少し力を入れてぐいぐいと押してみたり、少したたいて飼育ケースからマットが離れ落ちるまでやりましょう。以下の画像のように出せればOKです。ここでメスのカブトムシを発見した場合は、別のケースに移動させてあげましょう。

マットをくずしながら、卵をさがしてみる

出したマットをやさしくくずしていきます。強く握ったり、押したりすると卵がつぶれてしまいますので、やさしくやりましょう。
マットが固まっているところは、牛の乳しぼりのように指を順番に握るような動作でやさしくくずすと良いでしょう。
くずしていると、ポロっと卵が落ちてきますので、ボトルやプリンカップにいれて一時保管します。
すべて崩し終わった後は、取り忘れがないか数回ほど同じような作業を行い、念入りに探します。
探し終わった後は、同じ飼育ケースに戻して、最低でも1ヵ月程度は保管しておきましょう。
大抵取り忘れが数個ある為、1ヵ月程度保管しておけば幼虫になり、見逃さずにとれます。
もう一度産ませる場合は、そのまま産卵させてもOKです。

カブトムシの卵の管理方法

用意しておいたクリアボトル又はプリンカップにマットを軽く押し固めた状態で半分もしくは3分の2くらいいれます。
マットをいれたら、指で穴を複数あけて卵をいれる場所を作り、採卵した卵を穴にひとつずついれていきます。
最後に、マットを上からかぶせます。マットは、産卵に使用したマットをそのまま使用すればOKです。
他にも湿らせたティッシュの上に卵をおいて管理する方法もありますが、毎日霧吹きしないといけないですし、幼虫になったらすぐマットに移してあげる必要があるので、毎日チェックが必要になります。
その点、上記のようにマットで管理する方法であれば、適度に水分のあるマットであれば毎日霧吹きしなくても良いですし、幼虫になっても、そのままマットを食べて育ってくれますので楽です。一定期間はそのままで問題ありません。ボトルの側面に穴を作っておけば観察もできます。
ただし、マットにダニがわいている場合は、卵を食べてしまうと言われていますので、ダニやトビムシなどの小さな雑虫がわいていないかチェックしてから使用しましょう。

管理温度はどれくらい?

可能であれば、25℃前後のところで保管してあげると良いです。(暑すぎず、寒すぎない場所)
夏場は玄関などの涼しい場所においておけばOKです。
国産のカブトムシはとても丈夫なので、あまりに気にせずともほとんどの場合はちゃんと孵化します。
日光が直接あたるような暑い場所だけは避けましょう。外で保管するのであれば常に日かげになるような場所で管理してあげましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。
毎日様子を見ると、楕円形からだんだんと球状になっていく様子や孵化の様子が見れると思います。
卵から成虫になるまでを観察するのもとても勉強になりますし、おもしろいですよ!
お子さんがいる方は、ぜひいっしょに産卵や卵、孵化などを観察してみてはいかがでしょうか。

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